まじかるブログ

誰かの役に立てたら嬉しいですか?

子ども料理教室≪まじかるれっすん≫では半年に一度参観日があります。

2年で4回の参観日にはいつもの倍近くの食材を切ることになりますが、 残念ながら4回全てに玉ねぎや長ねぎが登場します。

まじかるれっすんで大人顔負けの料理を作る彼らですが、包丁を大人のようには扱えません。
玉ねぎなどを切る場合はどうしてもゆっくりになり、結果辛いことになります。

その痛みを経験しているので
「切るぞ!」と気合を入れて玉ねぎと向き合う子もいます。
「痛いんだよなぁ~」とボヤキながら取り組む子もいます。
黙って時々横を向きながら刺激物を吸い込まない工夫をする子もいます。
ただただ黙々と切る子もいます。

子どもたちは大好きな家族のために頑張るのです。
家族に食べて欲しくて、喜んで欲しくて、
痛くても、涙が止まらなくても、最後まで切り続けるのです。
辛いからと投げ出す子はいません。

そのいじらしさに、その純真さに、その尊さに
お家の方や講師の大人がホロリとさせられます。

 

子どもなのになぜそこまで出来るのか。

それは家族のためにひとつの料理を作りあげる自信があるから、
家族に喜んでもらえることが嬉しいから、
家族の役に立てたことに喜びを感じているから
自分の存在価値があることに幸せを感じるからなのです。

誰かのために何かできる喜び、役に立てる幸せは
子どもでも実感することが出来るのです。

目の痛みを余裕でカバーする大きな愛が小さな身体の中にしっかり育っているのです。

それが自己肯定、
「自分はここに居ていいと思えること、
ありのままの自分を受け入れられること」です。

子ども料理教室≪まじかるれっすん≫は料理を通して自己肯定感を高め
明るく元気に諦めずに頑張る力を育てることを第一の目的にしています。

≪まじかるれっすん≫の参観日は子どもたちの心が大きく育つ大切な日なのです。
そして我々講師にとっても子どもたちの成長とそれぞれのご家庭の温かな雰囲気が
何よりの力になる日です。

子どもも大人も高めましょう、自己肯定感。


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