早い夏休みで自宅に帰ってきた娘が

冷蔵庫を覗き込み

「お昼ご飯はお母さん好みのパスタ作るね！」

とキッチンに立つ。



「写真も撮っておこう」と

時折シャッター音も聞こえる。




仕事柄、就職と同時に寮生活になり、

あっという間に家を出て一人暮らしが始まった数年前。


家にいる時には

事細かにあれこれ伝えていた訳ではないものの、

ひとりでも見様見真似で何とか生活しているらしい。



家を離れてすぐの頃には

「◯◯ってどうやって作るの？」

「◯◯が上手く出来ないけどなぜ？」

などとLINEが賑やかだったが

最近はそれも無くなった。




そんな事を思い出していたら

「お待たせ〜」

と出来上がった。





【塩味のミートソースパスタ】

地味だけど、

特別手が掛かっているわけではないけど、

確かに私の好きな味。





【可愛い子には旅をさせよ】

とはよく言ったもの！


自分でやるって大切。




ご馳走様。

美味しかったよ。

ありがとね。

私も作ってみよ〜っと。








 

＜書いた人>

  

 鈴木真理

 ≪食育指導士・マジカルクッキング主宰・子ども料理教室まじかるれっすん代表≫
 我が子の闘病をきっかけに健康食への試行錯誤が始まる。
 やがて「家庭料理教室イージーキッチン」を設立

 大人の料理教室マジカルクッキング、子どものための料理教室まじかるれっすん、
 天然醸造のお味噌作り教室、塩だけで漬ける梅干し教室などを開催中。
 忙しい方やお料理苦手な方の毎日のご飯づくりが楽になるお手伝いをしています。