まじかるブログ
尊い心
『親の心 子知らず』に並んで『子の心 親知らず』
と言うことわざがあるそうです。
子どもは親が思っている以上に
いろいろ考え実行しているもの
と言うことらしいです。
まじかるれっすんで年2回開催する参観クッキングでは
正に『子の心 親知らず』なエピソードが満載。
子どもたちの素直で純粋な気持ちを少しご紹介します。
今回のメニューはロコモコ丼です。
普段のレッスンでは子どもたちの苦手な食材があった場合、
どれだけ使うかは子どもたちが決めます。
選んだ量がたとえ少なくても増量は求めません。
それは参観クッキングでも同じなのですが、
ここに親を思う子どもの気持ちがプラスされます。
自分は苦手だけどママは苦手なわけでは無いからもっと使おう。
と思ったのでしょうね。
いつもより沢山使ってくれました。感激!
その逆もあり、
ママの苦手を知っていて「これは余り好きじゃないからな…」
とつぶやきながらそっと減らす子もいました。
ロコモコ丼には目玉焼きがつきもの。
黄身に白い膜が出来ないように焼くために
ちょっとしたコツがあります。
注意を守り上手に焼けた目玉焼きを
ママの方にのせたいと言う子もいます。
子どもたちはみなサラリと料理をしていますが、
小学生が2人分のハンバーグを作ることは
簡単なことではありません。
それをなんでもないことのようにやってしまうのは、
家族に喜んで欲しいと思う気持ちが溢れているからです。
自分の苦手な食材をいつもより沢山使うのも、
ママの苦手食材を減らすのも、
キレイに焼けた目玉焼きをママに食べて欲しいのも、
頑張って作るのも、
全てはママに喜んで欲しいから。
親の無償の愛と同じように
子どもたちにもそんな家族を思う気持ちが
しっかり育っていることに感動しております。
尊いです。
家族っていいなぁ〜
<書いた人>
鈴木真理
≪食育指導士・マジカルクッキング主宰・子ども料理教室まじかるれっすん代表≫
我が子の闘病をきっかけに健康食への試行錯誤が始まる。
やがて「家庭料理教室イージーキッチン」を設立
大人の料理教室マジカルクッキング、子どものための料理教室まじかるれっすん、
天然醸造のお味噌作り教室、塩だけで漬ける梅干し教室などを開催中。
忙しい方やお料理苦手な方の毎日のご飯づくりが楽になるお手伝いをしています。