まじかるブログ
180度、彼を変えた〇〇
9月のまじかるれっすん
松戸本校のメニューは「ドライカレー」です。
この日も子どもたちがお手本にするために
講師が実際に「ドライカレー」を作って見せていました。
カレー粉を加える場面でのこと
講師が子どもたちに伝えます。
「辛いのが苦手な人はカレー粉を半分まで減らしていいよ。」
「辛いのが好きな子はあと半分位までなら増やしてもいいよ。」
すると小2男子が口を開きました。
「去年、失敗しちゃったんだよね〜 ボク」
「失敗して怪獣になっちゃったんだぁ〜!」
彼は昨年、カレー粉を入れ過ぎて
とても辛い夏野菜カレーを食べることになったエピソードを
遠回しに言っているのです。
詳しい内容はこちらからご覧ください。
昨年はカレー粉の入れ過ぎを断固として認めなかった彼が
今は自ら過去の失敗を伝えています。
そこには先輩としての彼の使命感があったのです。
この日の参加者の中ではまじかる歴1年余りの彼が1番の経験者、
他は初心者ばかりで、1年生も2名参加していました。
レッスン前の会話
講「今日は◯◯くんが1番の先輩だね。」
彼「えーっ! そうなの?」
講「そうそう、みんな最近入会したばかりだから」
彼「………。」
そうか!
ボクがいちばん長いのか!
みんながわからないことはボクが教えてあげなくちゃ!
と思ったかどうかは別として
いつも元気で時折り
現実と夢の世界を行ったり来たりするところもある
まだまだこどもらしい2年生
この日は先輩として
後輩に同じ失敗をさせてはならぬ!
『カレー粉注意報を発令しなきゃ!』
と思ったに違いありません。
そのお陰で
この日にカレー粉を入れ過ぎて
怪獣になった子はいませんでした。
『自覚』 大切ですね。
<書いた人>
鈴木真理
≪食育指導士・マジカルクッキング主宰・子ども料理教室まじかるれっすん代表≫
我が子の闘病をきっかけに健康食への試行錯誤が始まる。
やがて「家庭料理教室イージーキッチン」を設立
大人の料理教室マジカルクッキング、子どものための料理教室まじかるれっすん、
天然醸造のお味噌作り教室、塩だけで漬ける梅干し教室などを開催中。
忙しい方やお料理苦手な方の毎日のご飯づくりが楽になるお手伝いをしています。