まじかるブログ
哀しみを経て私がたどり着いた想い【家族がそろう何気ない時間の大切さ】
24年前、私は長男を病気で亡くしました。
大きく産まれた長男は
余り病気もせずスクスクと成長していると思っていたある日
発熱が続きどんどん体力が失われついに入院。
程なく医師から「余命半年」を告げられました。
それからは明けても暮れても
彼を元気にして家へ連れて帰る事だけを考えていました。
入院から10ヶ月目(既に余命の期限は越えていました。)数日の外泊を許され
彼の好きな物や食べたいと言う物を作り
家族で食事をしていた時にポツリと言った彼の一言
「みんなで食べるとおいしい」
家族から引き離された幼子は
どんな思いで病と闘っていたのだろう。
どんな気持ちでひとりベッドの上で食事をしていたのだろう。
どんなに寂しかったことか。
どんなに辛かったことか。
どんなに味気ない食事だったことか。
それを思うと……
家族揃って食卓を囲めるしあわせは
当たり前過ぎて気付かないものです。
健康が保たれているおうちでも
早ければ小学校高学年頃から
足並みが揃わなくなってきます。
そしていつの間にかバラバラに……
どうぞご飯を作ってご家族みなさんで楽しく食事をしてください。
そこには家族の絆を強くする力があります。
家族揃って食卓を囲める時間
それは実に短かいのですから。