カップに入った白い調味料、それは塩？それとも砂糖？



チャーハンを作るために集まった6人の子どもたちに聞いてみました。

『これは何だと思う？』

「さとーぉ！」
「しおーぉ！」

「見ただけじゃわからないよー」

「におい、かいでみようか」とみんなでクンクン。

「においじゃわからないや」


「触ったらわかるかな？」とつまんでみる。

「ん〜？」
「しおかなぁ？」
「あっ、これはしおだ！」
「そうだ、しおだ！」
「うん、ぜったいしおー」


始めは砂糖と言った子も塩に訂正し、みんな味を予想して舐めてみました。


「ゲーッ！しおだ！」
「うぇ〜っ。しょっぱっ」……


予想が当たっても外れても、そんな事はどうでもよくて
本気でなんだろう？
どうしたらわかるかな？
と考えることが面白いのでしょう。

ほんの少し、白い調味料をつまんで舐めてみることでさえ
子どもたちは真剣そのもの。

真剣だからこそ、
今まで何度か触れてきた塩が
指先に当たる感覚で分かったのですね。

真剣なのにまるでゲーム
のよう。

子どもってしなやか。


<書いた人>


鈴木真理
≪食育指導士・マジカルクッキング主宰・子ども料理教室まじかるれっすん代表≫
我が子の闘病をきっかけに健康食への試行錯誤が始まる。
やがて「家庭料理教室イージーキッチン」を設立。

大人の料理教室マジカルクッキング、子どものための料理教室まじかるれっすん、
天然醸造のお味噌作り教室、塩だけで漬ける梅干し教室などを開催中。
忙しい方やお料理苦手な方の毎日のご飯づくりが楽になるお手伝いをしています。