まじかるブログ
チャレンジしてみようと思う事、そしてそのタイミングとは?僕が建設業を辞めて飲食業で独立しようと決めたのは31歳の秋でした。
エンジニア→シェフ・・・・Σ(゚Д゚)
建築を志して山口県から上京してきたのは18歳の春、某私立大学の工学部建築学科に入学しました。大学4年間で勉強を熱心にしたとはお世辞にも言えなかったけど、無事4年で卒業して中堅のゼネコンに入社しました。
ゼネコンに入り、先ずは工事部所属でマンションの現場監督業務を4年、若手で図面が書けるという事で本社の技術部へ転属。そこからは毎日図面を書く作業を6年続けていました。
正直なところ、仕事は面白かった。と言うか図面を書く作業は得意だったので、苦痛に感じることはあまりなかったように思う。技術者としての能力を高めたいと思っていたし、それに対する努力もしていたつもりなので、それなりに充実した生活だったのかもしれない。けれど、30歳になる頃、会社の上司を見ながら少しずつ違和感を感じ始めたのです。
将来、自分もこんな大人になりたいと思う上司が1人もいない。
どんな組織でもあることですが、派閥や学閥、その他諸々のグループがあり、その中で自分のポジションを得なければならない面倒くささ。実力とはかけ離れた人事。その人事を第1目標に据えて、出世レースに重きを置く本社の上司や同僚達。そして自分を客観的に見ると、30年後の最終ポジションもある程度想像出来る様になります。僕の予想最終ポジションは部長辺りでした、それが高いのか低いのかは別問題としてですが。(大きな失敗や大きな成功がなく平坦だと仮定してですが(笑)
その時に思ったんです・・・
この分かり切ったレースに、一生かけてやる価値があるのか?
このまま仕事を続ければ、かなりの確率で到達するであろうそのポジションになることが僕の本当の望みなのか?
このままここにいると、僕自身も【僕が今思っている魅力のない大人】の1人になってしまうのではないか?
1年ほど自分なりに考えて、会社を辞めたのが31歳の秋。飲食店で独立することを目指して業界を変えると話すと、周りの上司や同僚全員から猛反対を受けました。取引があった会社からも大変良い条件でのオファーをいくつもいただきましたが、もう建築に未練はなく全てお断りさせてもらいました。
たった1度の人生を後悔無く、心から楽しみたい。今の自分より、将来の自分はもっと魅力のある大人になっていたい。
とってもシンプルな答えが出た訳ですね(笑)
建築の仕事における基本の知識は5年で頭に入ったと自分では考えていたので、飲食業でも5年を目途に独立を目指そうと考えました。独立したその先は、実践の中で応用変化していこうと言う発想(・∀・)
そこからは建設業に入ったころと同じように、がむしゃらに飲食業にトライして、35歳で店を持ち、現在に至ります。
チャレンジするのに勇気がいるのは当たり前で、苦労するのも当然です。でも、絶対に出来ない訳ではないし、何歳になってからでも可能性は0ではないのです。一歩を踏み出す勇気、折れずに自分を信じて努力し続ける心、ここが大変なのは僕自身も十分理解しているところですけどね(笑)
やりたいことがあるのなら、やるのも自由、諦めるのも自由。自分の人生なのですから選択権は自分にあります。
ずっと先の自分が、今の自分より良くなる様な人生を歩めたら良いですよね!たった1度きりなんですから(・∀・)