まじかるブログ
こども料理教室に来る子供たちは【ダシ】ってものを知っている!僕がもし子どもの頃に通えたなら、母親に一言物申せたのに・・・・無念。
今にして思えば、僕の母親は料理に興味がなかったのだろう。
母親の仕事は保健婦で栄養士の資格も持っています。だから栄養の偏りとかには厳しく理詰めで攻められるので、子供の頃はとにかく野菜をたくさん食べてました。
そんなある日、母親が出張の為、近所の友人宅にお泊りすることに。小学低学年だった僕は、他人宅でのご飯も初めて。
その夕飯で、度肝を抜かれたのは・・・・・・
みそ汁が超絶に美味しいということ!
うちのみそ汁と全く違う物体が出てきたときは心底ビックリしたのを今でもはっきり覚えてます。
まず見た目が別物。 我が家:みそ汁は具が8割に少量の汁。 友人宅:みそ汁のは具はわかめで汁たくさん。
同じものとは思えなくて、おそるおそる飲んでみると・・・・・
『うまぁぁぁぁぁぁい!!!!!なにこれ美味いぃぃぃ!!!』
一瞬で飲み干したのを見て、友人母は嬉しそう。すぐにお代わりをもらえました。
今度はゆっくり飲んでみるんだけど
『やっぱ、うまぁぁぁぁぁぁい!!!なにこれ、この人天才?』
でも、不思議なんですよね、味噌の感じは同じっぽいのに何が違ってるのか全く分からない。。。
あまりに不思議だったので「どうしてこんなに美味しいの?」って聞いたら、友人母はサラッと秘密を教えてくれました。
「うちは煮干しで出汁とってるからかな~?^^」
・・・・・・ニボシ・・・?・・・・・ダシ・・・・・・?
初めて聞く言葉を忘れずに覚えて帰った中村少年。母親にその二言を伝えたら「明日の朝はそれ作ってやる」というではないですか!言ってみるものですね~、明日からは、あの美味しいみそ汁生活が始まるなんて~♪
そして運命の朝(・∀・)
朝起きて、急いで台所に行ったら、いつもと同じような見た目の野菜汁が。。。
・・・・・・・いや、でも昨日わかったって言ってたし・・・・・
まあ、見た目は違うけど、きっと美味しいはず♪
一口飲んでみると・・・・・・
『くっそにっがぁぁぁぁぁぁぁぁぃぃぃぃ!!!』
「かあちゃん、ニボシとダシって言ったじゃん!!!」
「あんたが言ったから、煮干しで出汁とったのに騒ぐなやっっ!!!」
ボコボコに怒られた苦くて苦い思い出なのですが、今なら理由がわかります。
うちの母親、出汁とったことなかったんですね。僕に言われもんだから、貰い物かなにかの煮干しをそのままぶち込んだんだと思われます。しかも特大サイズの煮干しでお頭&ハラワタ付き。。。
そりゃ、超絶苦い訳です。野菜汁の中にデカい魚いっぱい入ってたの見えたし。。。
その後は、いつもの野菜汁に戻ったので思い出さなかったけど、子供達が器用に出汁をとっているのを見て、壮絶なトラウマを思い出したという次第(笑)
あの時に、出汁の仕組みをわかっていたら、もっと美味しいもの食べて大人になれたのになぁ・・・・無念ぢゃ|д゚)
中1男子にだしの取り方を教えた時に『慣れるまで煮干しはやめておけ!』と助言したのはこのトラウマがあったためです(笑)↓↓↓